あの時、よつ葉は?

シリーズNo.9 “ともに生きる”アクション

よつ葉50年の歴史の中で、日本でも世界でもいろんな出来事や事件がありました。そうした出来事に対して、よつ葉はこれまでどのように向き合ってきたのか。このシリーズでは、そのいくつかを取り上げて振り返ってみます。
思い出話ではなく、よつ葉の活動と考えの礎になっていることを。そして未来の指針としていくために。

この困難な時代を互いに支え合い越えていくための活動に

 よつ葉の「“ともに生きる”アクション」の始まりは、2021年からコロナ禍によって困窮している方々への支援を会員のみなさんへ呼びかけ、各地域のNPOや福祉団体と協力のうえ取り組んだことです。その活動を続けるなかで改めて気付いたことは、この困窮はコロナ禍により引き起こされたものではなく、それ以前から経済的に弱い立場にあった人たちが、さらに苦しい状況に追いやられているという事実。そして格差や貧困の問題は、決して「自己責任」などという冷淡な言葉で片づけられるものではなく、社会システムの欠陥によって構造的に引き起こされる現象だという事実です。そのような問題意識から、感染が収束しても継続的に活動していく枠組みに発展させるかたちで、「“ともに生きる”アクション」へと名称変更しました。

 毎年、活動報告と共に会員のみなさんへカンパを呼びかけ、協力団体を通してお米を始めとした食材などをお届けする支援が中心となっています。しかし、やればやるほど、どうしても拭うことのできない「どんどん増える雨漏りにバケツを置き続ける」ような感覚。やはり構造的な問題である以上、川下で対処していくだけでは根本的な解決にはつながりません。砂漠に一滴の水を落とし続けるかのごとく、本当に少しずつの変化しか起こせないとしても、“モノ”を届けるだけにとどまらない活動を目指していきたい。そのひとつのかたちとして、家庭環境に問題を抱えた子どもたちや若者世代を中心に支援を行っている大阪市生野区の認定NPO法人 CPAO(シーパオ)との協力を進めました。具体的には、支援の対象者が自立するための仕事作りとして、本格的なクラフトチョコレートの製造です。

 これを持続可能な取り組みとして実現させることは本当に大変な道のりではあります。みなさんから寄せていただく温かいお気持ちを燃料にしながらも、支援「する側」「される側」という関係を固定化させず、この困難な時代を互いに支え合い越えていくための活動にしていけるよう、よつ葉の「“ともに生きる”アクション」を昇華させていきたいと思います。

(関西よつ葉連絡会事務局 松原竜生)


CPAOのロゴ

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チョコレート製造中

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WaRaBaRチョコレートクリスマスセット

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