研修部会で大徳醤油の工場見学をしました。
11月30日に研修部会で兵庫県養父市にある大徳醤油に工場見学に行ってきました。
大徳醤油も創立110年余り。この日はもう作業はしていませんでしたが、映像を観ながら、現在の醬油業界の現状からお話していただきました。
現在、醤油の消費量は落ちていて、選ぶ基準が〈安さ〉になっており、時間を短縮した速醸が主流になっています。
天然醸造で時間をかけて、つくられる醸造所の経営が厳しい状況になっています。
有機×地域×伝統を大事にしている大徳醤油。
代表の淨慶拓志さんは醤油を絞った残りカスの利用を考えたり、ドレッシングや魚醤など、さまざまな商品を開発し、醤油の魅力を拡げようとしています。
部屋全体が杉樽になっている醤油蔵は圧巻でした。(写真上)
日本古来の伝統的な発酵文化として欠かせない醤油。醸造の深みのある醤油を大切にしていきたいと思います。
もろみから醤油を搾る