研修部会で山名酒造の工場見学をしました。
11月30日に研修部会で兵庫県丹波市にある山名酒造へ工場見学に訪れました。
山名酒造はこの地で江戸時代から続く蔵元で、この日は朝9時から始まる仕込みの見学をさせていただきました。
作業は昔ながらのやり方で酒米を蒸すところから始まり、麹を混ぜた酒米を酒桶に走って、放り込んでいきます。その慌ただしいなかをお邪魔しました。
市場で流通されるお酒は保存の意味もあって、「醸造アルコール」を添加しますが、山名さんのお酒は一切、添加していません。
日本酒離れも言われるなか、現在は樽で醸造させる木桶づくりのお酒やスパークリングのお酒までさまざまな商品展開をし、挑戦しつづけています。
酒米も有機の契約栽培米でつくっていますが、気候変動の影響も懸念され、今後の酒づくりへの不安もあるようでした。
わたしたちよつ葉の活動がこのような昔ながらの食文化を守っていく一助となればと改めて思いました。
酒米を蒸しているところ
麹と混ぜた酒米を酒樽に走って放り込む。昔ながらの酒蔵の風景
隣接する直売所にて