2024年第139便₋2
能勢食肉センター 25期株主総会
能勢食肉センター第25期定時株主総会を6月14日に行いました。当日は約40名前後の参加がありました。
今期の目玉は、能勢農場が進めてきた「よつばのあかうし」をライフのカタログでスタートできたことでした。それまでに様々な広報活動をして会員さんやよつ葉の各所に知ってもらって今年の4月から既存のF1との併売企画ではありますが始めました。部位バランスを考え、企画するのは悩みどころですが、これからも「よつばのあかうし」の良さをもっと知ってもらえるように、商品の提案・開発を進めていきたいですし、「よつばのあかうし」に関心をもつ様々な分野の協力者との関係も作れていけたらなと思います。
またこれまで食肉加工とハム工場を支えてくれた両工場長2人が退職され昨年の5月と6月に新工場長に変わりました。今は1年ほど経ちますが、主任と工場長で思ってた以上に大変でしんどい事もあります。が、自分にとってもいろんな面で成長していかなければいけない時期に入ってきているので、頼りない部分もありますが頑張っていこうと思います。今期も能勢食肉センターをよろしくお願いします。
(能勢食肉センター 井上 高嘉)
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今年の4月よりハム工場に配属になりました。中尾と言います。よろしくお願いします。新人紹介のようですが少し違います。よつばで働くようになったのが2000年、ハム工場で16年勤め、人事異動で食肉センター本社に8年、さらに人事異動でハム工場で今になります。新人みたいな気持ちで、楽しくお仕事させてもらってますが、8年のブランクは大きく、忘れている事、以前とやり方が変わっている事、新しく覚える事、いろいろあり最初はミスを連発し迷惑をかけていましたが少しずつミスも無くなりなんとか頑張っています。ハム工場で新たに働きだしてやりたいことはいろいろあり、まずは衛生管理をしっかり実施していく、そして、新商品を開発する上で1人で考えるのではなく職員みんなで試作を食べたり意見を出しあったりしながら考えています。
新商品開発に向けた研修、視察を7月18日、19日で北海道知床興農ファームのハム、ウインナー加工場で行いました。こちらの加工場での特長は温屠体です。温屠体とは、屠畜直後のまだ温かい豚肉を指し、温屠体を使用する製法は、ドイツの伝統的な製法で屠畜してから6時間以内に脱骨・整形し挽き肉にして練り上げることにより、豚が持つ天然の結着力を活かし弾力のあるウインナーに仕上げる事が出来ます。うちのハム工場で同じ事をするかはわからないですがいい体験が出来ました。ウインナーの味付けでは、どういう香辛料を使用しているか教えてもらい自社との違いを見て参考にして、今後の新商品開発に活かしていきたいです。9月にも徳島県にあるウインナークラブの工場を視察予定。勉強させてもらい、頑張りたいです。
(ハム工場 中尾清二)
北摂協同農場から
台風が来る!
能勢の田畑・どうする? どうなる?
トマト、キュウリ、ピーマン、アイコなど夏野菜の収穫で忙しい時期も「あっ!」と言う間に8月下旬。「近年にないほどの大型台風が来る‼」との報道で田畑は備えで大忙し。トマト、ミニトマトを栽培しているハウスが2棟、小松菜を播種したばかりで双葉がのぞき始めているハウスが1棟。バジルが生育中の小ハウス1棟。中の野菜たちも心配ですが、強雨風でハウスが飛ばされたり・ハウスの支柱がへし曲げられたりなど九州での映像が恐怖と心配をあおってきます。
風がハウス内に入って持ち上げられ飛ばないように入り口やサイドのビニールもビッチリ、しっかり小さな穴もビニールテープで補修しました。飛ばされそうな苗箱、育苗用ポット、バケツ、如雨露、野菜カゴなど、普段外にほっぽり出している飛びそうなものすべてを片付けたり紐やロープで縛ったりしました。20㎝くらいになっているハクサイ、キャベツ、ブロッコリーの苗たちも風にあおられてちぎれないよう苗用に温度を調節し、大型冷蔵庫に緊急避難。
田んぼも大雨で山から流れ来る水があふれ稲が溺れないように排水溝が詰まってないか各田んぼの見回り。時間をかけて万全の?台風対策。自販機のゴミ箱さえ小屋に避難させました。
翌・8月30日(金)朝から青空広がり窓から差し込む暑い日差し。「これは えらいこっちゃ!!」とハウスに駆けつけてみると締め切った扉を開けた瞬間、熱風が私の眼鏡を一瞬に曇らせる勢いで体にまとわりついてきました。トマトは、割れ・割れブヨブヨ、木が枯れているところもありました。ハウス内よりもハウス本体を守りたかったので致し方ありません。
台風がこなかったおかげで収穫間近の稲も倒れず、普段掃除が行き届かない隅々まで美しく整備されたことについては「良し‼」としましょうか。
予定通り9月5日に1回目の稲刈りを行うことができました。毎年恒例のさつま芋掘りも行っています。お問い合わせの上、ご来場ください。お待ちしています。
(北摂協同農場 安原 貴美代)