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よつ葉ホームデリバリー

2024年第140便₋2

自然との戦いを見てもらえた? 

 

 

11月9~10日によつ葉研修部会で3名が来てくれました。コロナ禍の頃はずっと中止になっていたので本当に久しぶりでした。参加人数も少なかったため宿をキャンセルしてうちに泊まってもらい、ゆっくりお話ができました。色んな事情で参加できないことは理解していますが、瀬戸田農場があった頃はたくさんの職員が来て一緒に収穫を手伝って宴会していたので寂しい気もします。
 
研修は早生みかんの収穫をたくさんしてもらうつもりでしたが、今年は高温が続きみかんの色づきが遅く着色7分以上を収穫するというなかなか神経を使う作業でした。あまりにも色づきが悪いので途中でレモン収穫に切り替えましたが、毎年の夏の高温と干ばつ、2~3年に一度は冬の大寒波が来ることに頭を悩ませています。一昨年の寒波でレモンがほとんど出荷できなくなり、次の春に花を着ける枝がかなり枯れこんでしまい、その影響で昨年は大不作に陥りました。そしてみかんも今年は酷暑により日焼け果が大量に出ました。また昨年の天候により、毎年おいしい実を着ける40~50年生の老木みかんのかなりの本数が枯れてしまいました。老木は実がつく量が少なく見た目も悪いみかんにはなりますが、味わい深いおいしいものができます。
 
数年後には伐らないといけないだろうと思っていたので別の畑に苗木を植えていましたが、4年生のみかんの木が猪に枝ごと折られてみかんをほとんど食べられてしまいました。研修2日目も違う畑での収穫でしたが、猪に防獣柵を破られてしまい早生の次に収穫する中生の品種のみかんを7割くらい食べられていました。柵の補強はしていたのですが、柵の弱そうなところをやられていました。近年は猪の数も増え、重量級の数も多くなってきていて、今までは入られなかった柵も壊されて食い荒らされることが多くなっています。
 
早く棚の補修をしないと翌日も入られてしまうのではと気をもみながら一緒に早生みかんの収穫をしましたが、絶望的な気分でした。出荷や収穫、獣害など農家のリアルを見てもらうことができた研修だったと思います。彼らが大阪に着いたと報告があった時に、こちらも農家仲間に手伝ってもらって柵の補修がちょうど完了した報告ができました。
 
今シーズンのみかんは欠品や量目変更があると思いますが、応援よろしくお願いします。

(セーフティフルーツ 能勢 賢太郎) 

 

 

能勢産直だより

 

能勢産直センター30期株主総会


 
株式会社能勢産直センター30期株主総会を11月2日に農場の食堂の上(2階または屋内)で行いました。当日は、天候が大荒れで、雨が強く降っていました。
 
30期も160万円の黒字決算で終えることが出来ましたが、累積赤字もまだ残っており、早く無くして株主の皆様に配当金を渡せるように目指していきます。30期売上について重点的な議題は、客単価の部分と会員紹介のところです。客単価は、会員さんに対しての、コミュニケーションや会話で困ったときの早い対応を心がけました。
 
会員さんの紹介も出来るだけして頂けるように、紹介された会員さんにもお礼の2000ポイントプレゼントを企画しました。結果31件紹介を増やすことができました。このまま継続して会員さんの繋がりを広げていきたいと思います。能勢産直だけでなく他産直にも紹介頂けたらよつ葉全体の会員さんも増やしていけると考えています。最近ホームページからの問い合わせもあり、早い対応で出来るだけ入会に誘っています。占有率表を出すことで、どの地域が増えてどこが減っているかが分かり営業の計画が立てやすくなりました。
 
あとは、但馬産直の現状報告です。4年前に能勢産直からエリアが分かれた当初は配送センターを一緒に使用していましたが、1年前に養父に荷物が届くようになりました。それぞれの場所で仕分けするようになりこれからだと思っていたところ、但馬産直センター代表のイムさんが10月3日配達途中に足を骨折する大怪我をされて救急搬送されました。手術を終えて今は入院治療中です。その後の配送は近隣の産直から応援して頂き、会員さんに出来るだけご迷惑がかからないようにしましたが、ご心配をおかけして申し訳ございませんでした。今後の配送につきましては、神戸の西区にあるよつ葉のやさい村が行うことになりました。今後ともよろしくお願いいたします。
 
今回の参加で、世代交代をされた若い世代の代表の方々からも、色々意見をもらえたので良かったです。いつまでも世代が続いて行けるように、能勢産直センターの今後も繋げて行けるように考えていきたいと思います。
 総会後はバーベキューでの交流会です。大雨の中ご参加ありがとうございました。

(能勢産直センター 斉藤 直也)