2025年第142便₋1
あかうしのお肉食べてもらえましたか?
皆さん、去年の4月からライフのカタログに載っているよつ葉のあかうしを食べていただけましたか? これまでは能勢農場から交雑種を毎週3頭仕入れて、ライフのカタログやよつ葉のお店に向けて商品を企画していましたが、交雑種だけではなくあかうしも取り扱うことになりました。
あかうしをなぜ扱うのか?と言いますと、コロナウイルスによる世界規模の大流行や、ロシアとウクライナの戦争などの影響で能勢農場が使用する飼料等が高騰し、また市場から交雑種の子牛の仕入れが難しくなる状況が出てくるであろうという情報が入り、能勢農場が先を見据えた行動をし、交雑種に替わる牛種として探していたところ、高知県で実践しているあかうしの山地放牧の飼い方などを能勢で取り入れるため試験的にあかうしを導入しました。
あかうしは「和牛」であります。主に黒毛和種・褐毛和種・無角和種・日本短角種の中の、褐毛和種という種類で、脂もしつこくなくヘルシーで赤身の部位がおいしくお肉本来の味が楽しめる特徴があります。いざ始めるにあたって、企画をどのようにしたらいいのだろうとすごく悩みました。もちろんあかうしを食べていただきたいのはありますが、交雑種もいるので悩みどころです。あかうしは月2頭ト殺していますが量に限りがありますので、今いる交雑種とあかうしの隔週での同時掲載になっています。
ありがたいことにライフや別チラシであかうしが掲載されると沢山注文を頂いております。部位バランスを考え、欠品にならないよう、おいしいあかうしを多くの会員さんへお届けできるようにこれからも頑張っていきたいと思います。まだまだ先の話でありますが、いずれはあかうしへと全頭切り替えになります。これからもよろしくお願いします。
また茨木市の焼き肉店「ミートハウス能勢」が3月末で閉店になりました。これまでの皆様からのご愛顧、心より感謝申し上げます。能勢農場のお肉は、ミートハウス能勢にも卸していましたが、その中のホルモン系やタン、ハラミなどは新たに食肉センターで扱うことになりました。ただホルモンを扱える技術を持った人が少なくどうしたものかと職員会議で話し合いをしました。僕自身も心配していましたが、ミートハウス能勢の元店長の竹中さんが食肉センターのほうへ来ていただけることになり、ホルモン関係は任せたいと思います。
能勢農場の牛は健康に育てられているので内臓への負担もすくなく、きれいで新鮮な状態のホルモンです。是非とも会員さんにも食べていただきたいと思い、新商品を考えています。ホルモンはミックスしてオリジナルの中辛のたれに漬けて商品にしたいと思います。たれの量も何種類か考え試行錯誤しています。職員、パートさんの意見を取り入れ徐々に形になってきているので、カタログに載せる日も近いと思います。ほかにもタン、ハラミ、ハツ等は秋冬用のわくわく定期便の方で新コースとして企画しています。工場長になって何かと忙しい日々を送っていますが引き続き頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。
(食肉センター 井上 高嘉)
カタログ掲載のための企画会議中