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よつ葉ホームデリバリー

2025年第142便₋2

ハム工場は前進します

 

 

今年のハム工場の目標を振り返りながら、今後に向けた取り組みへの意気込みを新たにしています。工場長になって2年目を迎え、現場全体の動きや課題をより深く理解できるようになり、自分の言葉で方針を伝え、周囲と協力してものづくりに向き合えるようになってきたと思います。
 
今年の重要な取り組みのひとつが「他社の見学から学ぶ」ことです。実際に他社工場を見学することで、現場の清潔感、作業効率の工夫、最新設備の活用など、非常に多くの気づきがありました。「なぜそれが必要か」「どうすれば実現できるか」を考えるっかけになり、自社の課題や改善点を見つめ直す視点を得ることができました。
 
そして今まさに進めようとしているのが「充填機の自動化」です。これまで手作業だった工程を自動化することで、作業の効率化と品質の安定、さらに人員の負担軽減が期待できます。成功すれば、今後の生産体制に大きなプラスになると思います。不安はありますが必ず成功します。
 
また、今年は「新商品の開発」にも挑戦します。今年から商品開発会議を月に一度行っています。そして新たにひこばえの渡辺さんをチームに加えいろいろレシピを教えていただきながら今までにしたことのない商品、ウインナー、ハム以外の違った商品を提案していただき試作を続けています。その商品がローストビーフ、サラダチキン、バジルウインナーなどです。初めて扱う食材や加工方法もあり、簡単ではないかもしれませんが、ヒット商品を目指して努力していきます。
 
ローストビーフは商品化が決定し、ライフカタログ12月の表紙に掲載します。
 
こうした新しい挑戦に向き合えるのも、工場としての基盤が少しずつ整ってきたからこそだと思います。今後も現場の声に耳を傾けながら、仲間とともによりよい工場を目指し製品づくりを考え前進していきたいと思います。

(能勢の里から ハム工場 東山 英伸)

 

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北摂協同農場から

 

春~初夏にかけての報告です

 

 今年は昨年の猛暑と雨不足のせいでしょうかタケノコがあまり採れませんでした。山菜もピーク無く「すん!」と終わってしまい、楽しみにしていたタラの芽はほとんど収穫できませんでした。
 
春と言えば豆類の収穫が大忙しの毎年です。昨年同様5月になっても朝の気温が10℃を下回る肌寒い日々が続いているのに、昼間は極端に7月を思わせる高温になったり、体調はもちろん野菜たちもさぞかし焦っていることと感じます。
 
今朝も5時過ぎから、キヌサヤ、スナップエンドウ、実エンドウ、ソラマメとチョキチョキタイムです。こればかりは手で一つずつチョキチョキするしか収穫の方法はありません。北摂協同農場では毎年この豆の収穫が始まる時に収穫ハサミを新しくします。「切れ味が全然違うから!! これ陽菜ちゃん専用の鋏として確保しときや! 収穫の効率がぜえ~んぜん違うから・・・」と今年4月から一緒に作業している新しいスタッフに偉そうに言いながら、次の日に自分は新しいハサミを忘れて来てしまいました。収穫効率悪く、段取り悪い収穫時間となってしまいました。
 
実エンドウの根もとにはびっしり雑草がはびこり、中でも「カナムグラ」という雑草はツルが伸び実エンドウに絡みついてきます。そんな状態に遭遇した時には、「かわいい子に、何、絡みついてんねん!!」と怒りがこみ上げて根っこから引っこ抜くのですが、怒りをそのままに力任せに引っこ抜いてはいけません。穏やかに雑草の根だけを引っ張らないと実エンドウの根まで抜けてします。(経験ありです)。
 
収穫カゴを肩からかけて豆を入れていくのですが、カゴいっぱいになると 軽いキヌサヤでも結構足と腰に来ます。私の身長ほどに育った豆類の収穫は立ったり、しゃがんだりの連続でスポーツジムに行くよりもハードに鍛えられます。ちょっと移動した際の一歩が出ず、よろけて収穫した豆を敏間にぶちまけて、さらに非効率な収穫時間を過ごしている今日この頃です。
 
そして、兵庫県の川西中学校からの職場体験。毎年来てくれて、皆でさつま芋の苗を定植しました。今年は約1600本。秋の芋ほりイベントの準備です。「さつまいも掘り」は恒例となっており、参加のリピーターも多く、よつ葉の会員さんに喜んで頂いています。
 
9月下旬から10月上旬、畑で皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
 

(北摂協同農場 安原 貴美代)