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よつ葉ホームデリバリー

2024年143便₋4

能勢産直だより

 

能勢産直のバックヤードから

                                      

 

 

私が初めてよつ葉と出会ったのは27年前、当時箕面市小野原にあった店舗です。小野原店には、出産前の大きなお腹で、足しげく通いました。吹田市に住んでいたので淀川産直センターにも入会しましたが、数年後に兵庫県の猪名川町に引越し、能勢産直センターの会員になりました。

 
能勢産直センターでは昔も今も、各コースの配送担当者は基本的に変わりません。配送の人とは毎週顔を合わせることになるので、自然に会話が生まれてきます。「よつばしゃん」と言って玄関に出てくる、幼かった子どもに話しかけてくれたり、私の方からは、能勢農場のいちご狩りに子どもと行ったことを話したり。数人の配送担当者を通して私が受けた「よつ葉さん」の印象は、商売っ気のなさでした。よつ葉の志を、私は会員時代に、取扱われる商品や書き物からとともに、配達してくれる人の姿勢からも受け取ってきたように思います。

 
その後、能勢産直センターに入社し、事務を受け持って16年。私が会員さんとお会いする機会は少なく、ほとんど電話での対応ですが、会員さんから「○○さんによろしくお伝えくださいね」「申し訳ないことをしたとお伝えください」など、配送担当者をねぎらう言葉をよくいただきます。また、いつもの配送担当に代わって、別の者が行くことが続くと、「○○さんはどうされましたか?」と案じてくださる会員さんが多くいらっしゃいます。そういう時、配送担当の人たちが、昔と変わらず、丁寧に会員さんに接してくれていることが伝わってきて嬉しくなります。もちろん、私も含め、不行き届きなことがあってお叱りを受けることもあるのですが、それでも会員さんが辞めてしまわれないのは、ふだんから信頼関係ができているからと、手前勝手に解釈しています。
 
バックヤードから、配送担当者と会員さんとの間をフォローするのが、私の大切な産直業務の一つです。三つ子の魂で、会員時代の経験の延長線上で今も働いています。

(能勢産直センター 佐々木千鶴)

 


 

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能勢食肉センターだより

 

 

 

新人紹介

 

みなさんはじめまして。このたび6月から能勢食肉センターに入社しました小野くるみと申します。
 
大阪府立農芸高等学校を卒業後、今までは一次産業である農業に携わってきました。高校では畜産を専攻し、主に鶏や鴨などの家畜の飼育管理から、食肉処理に関する基礎的な知識と技術を学んできました。
 
また、趣味で狩猟もしており、これまでに鹿や猪の解体を行った経験があります。そうした経験を活かしながら、現場の作業にも前向きに取り組んでいます。脱骨作業は特に興味があり、実際に携わる中で学べることが多く、やりがいを感じています。
 
 まだまだ覚えることばかりで先輩の皆様にはご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、早く一人前になれるよう努力していきたいと思います。
 

(能勢食肉センター 小野くるみ)

 

 

 

 

選択的夫婦別姓制度の導入を!

 

能勢町議 難波希美子

 

今年の3月議会で私は、選択的夫婦別姓を推進する陳情書を取り上げましたが、反対が1人多く否決されました。
 
 国会でも話題になっている選択的夫婦別姓制度ですが、まだまだ誤解されている方も多いようです。家族の一体感が無くなる? 子どもの姓は? 事務手続きの負担増! 等の問題があると言われていますが、全く本質を捉えた問題ではありません。
 
 まず「選択的」なのですから、同姓・別姓が選択できます。強制的別姓と思い込んでいる人がいるようです。
 
 同姓を強制しているのは世界に日本ただ1国だけです。他国の家族は一体感のない絆のない家族なのでしょうか? 家族全員同姓であっても家族同士がバラバラなこともあります。
 
 生まれてくる子どもの姓は、今でも子どもの希望を聞くことは当然無理です。親と子の姓が違いいじめに遭うと危惧する人もいるようですが、ちゃんと法で認められたならそういう事も無くなります。
 
 戸籍制度や企業の事務手続きが煩雑になるとも言われていますが、法の改正ですから、当初は煩雑になるでしょう。選挙権が18歳以上になったり、元号が変わったり、新しいお札が出来たりという制度変更当初は混乱がつきものです。
 
 「一般社団法人あすには」の調べでは、選択的夫婦別姓制度待ちの結婚待機人数が約58万7千人いるという結果が出ています。
 
 大切なのは、選択の自由が広がるということです。夫婦同姓の強制は人権侵害だとも言えます。
 
 特にジェンダーの問題で見ると夫婦の約95%は妻が改姓し、約78%が婚姻時に姓の変更について話し合いすら行っていないということです。刷り込みのジェンダーに疑問を持たない社会からの脱却を目指したいものです。