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よつ葉ホームデリバリー

2026年第147便₋1

 

 

珠洲市三崎町での縁日を終えて

 

 

 

 能登半島地震から約1年1ヶ月が経った2025年の2月末、ボランティアとして初めて石川県珠洲市の三崎公民館を訪ねてから、あっという間に1年半ほどの月日が流れました。

 

この支援は、大阪に拠点がある認定NPO法人CPAO(しーぱお)さんと、関西よつ葉連絡会が連携して行っている活動で、自分もその一員として参加させてもらいました。2月末に行き、同年9月には仮設住宅で暮らす皆さんに向けた「縁日」を開き、そして今年2026年9月にも、再び三崎公民館へ縁日を開催しに行ってきました。

 

今回の縁日でも、皆さんに楽しい時間と温かいご飯を届けるため、よつ葉の仲間やCPAOの皆さんと協力して材料の準備から進めました。メニューは焼きそばやアメリカンドッグ、焼き鳥、かき氷、焼きおにぎり、から揚げなどを用意しました。自分は主に鉄板の前に立ち、焼きそばの調理を担当しました。また、焼きそば作りの体験コーナーも開かれ、みんなでワイワイと楽しそうに作られている姿がとても印象的でした。

 

また「美味しかったよ」「ありがとう」と多くの方が声をかけてくださり、食事を受け取った瞬間の皆さんの笑顔を見ることができて本当に嬉しかったです。

 

普段、子どもたちは比較的静かに過ごしていると聞いていましたが、この日は外を元気に駆け回ったり、公民館の中で射的などを楽しんだりと、思いっきり遊んでいました。震災直後は心が少し不安定になっていた子も多かったそうですが、CPAO代表の徳丸さんが「この活動を通じて、子どもたちがどんどん元気になってきた」とお話されていたのがとても心に残っています。

 

最初に訪れた頃と比べると現地に向かう道路も少しずつ整備され、車で走りやすくなってきました。しかし、仮設住宅での生活が長引く中での大変さもあり、現地の方々が抱えている苦労は簡単に解決できるものではありません。

 

復興までは、まだまだ長い時間が必要です。これからも自分達にできる支援活動を、無理なく長く続けていきたいと改めて強く思いました。

(食肉センター井上 高嘉)

 

 


 

 

 

 

 

 

 

ハム工場は、前身あるのみ

 

 

今年は、私たちにとって大きな変化と挑戦の一年となりました。日々の仕事に向き合う中で、会社としても個人としても、たくさんの経験を積むことができたと思います。

 

一番の大きな変化は、会社の代表の交代です。今年、株式会社能勢食肉センターの代表取締役社長が、これまでの津田さんから谷さんへと引き継がれました。新しい社長のもと、私たちは気持ちを新たにし、支えあいながらハム工場長としての責務を全うし、また物価高と不況で大変な時期ですが会社全体がより良い方向へ進んでいこうという強い意志で立ち向かう心得です。

 

しかし、ここ何年かで戦争の影響もあり、社会全体が厳しい経済状況とそれに伴う世界的な物価の上昇が私たちの生活や仕事にも大きな影響を与えました。特に、ナフサショックと呼ばれる原材料価格の高騰や、飼料が高騰し豚肉そのものの価格が上がったことが大きな痛手となりました。これらは私たちだけでどうにかできる問題ではなく、仕入れのコストが大きく膨らんでしまいました。そのため、会社を存続させ、安全で美味しい商品をこれからもお客様に届け続けるために、苦渋の決断ではありましたが、すべての商品の値上げを十月中旬に行うことになりました。お客様にはご負担をおかけすることになってしまいましたが、品質を守るための大切な一歩です。

 

このような厳しい状況や変化がある中でも、私たちのスタッフは前を向いて進んできました。今年は新しい社員が一人仲間に加わり、職場に新しい活気が生まれました。そして、新しく入った仲間を含めて、ハム工場一人ひとりが自分の仕事に対して強い責任感を持つようになったことが、何よりも大きな収穫です。誰かに言われてやるのではなく、一人ひとりが自分で考えて行動し、お互いにサポートし合う雰囲気がしっかりと根付いてきました。またスタッフと大北食品、ひこばえの3社で新商品会議を行い、今年は新たな魅力を持つ三つの新商品を開発しました。一つ目は、爽やかな香りが特徴の「バジルウインナー」です。二つ目は、お肉の旨味がぎゅっと詰まった「サルシッチャ」です。そして三つ目は、なめらかな口当たりが楽しめる「モルタデッラ」です。どれも試行錯誤を重ねて作り上げた、自信を持ってお届けできる自慢の商品です。

 

このように、今年は社長の交代という組織の変化があり、物価高や資材高騰という大きな壁にぶつかり、値上げという難しい決断も経験しました。しかし、新しい仲間が増え、一人ひとりが責任感を持って働き、知恵を出し合って新商品を開発することができました。どんな困難があっても、みんなで力を合わせれば乗り越えていけるという確信を持てた一年です。これからも私たちは、能勢の里からハム工場の味と品質を守り続けながら、お客様に笑顔を届けられるように前進していきます。
 

(能勢の里からハム工場 東山 英伸)