フードハブ・プロジェクト
「地産地食」が合言葉。地域の「農」と「食」を繋げるプロジェクト
徳島県のほぼ中央、四季の変化に富んだ渓谷美を誇る鮎喰川の上流に位置する神山町。人口約4800人のこの町では高齢化による離農や、若者の地元離れが長年の課題でした。
そのような状況で、この地で地域の農業と食文化を次の世代につなげていくために神山町役場と住民が一体となってフードハブ・プロジェクトは設立されました。
合言葉は「地産地食」。徳島の特産品のすだちをはじめ、小松菜やじゃがいも等さまざまな作物を有機JAS認証を取得し、自社で栽培。地域の農家が同様に栽培した作物と併せて、自社で運営する食堂やパン屋、加工品の製造に使っています。なかでも自社栽培したよもぎをふんだんに使用した「神山よもぎほたパウンド」は、もっちりとした食感と口いっぱいに広がる爽やかなよもぎの香りで大人気の商品です。
育てて作った食べ物は、地域で新たに開校したまるごと高専の給食にも提供しています。同時に、農家さんや学校と連携して、地元の小学生に田植えや味噌づくり、すだちの収穫から調理実習など「育てる」活動に積極的にかかわることで「地域で育て、地域で食べる」という思いと地元の豊かさを伝えています。また、農業研修制度を設けて他県からも積極的に新規就農者を募り、神山町へのIターンやUターンを働きかけています。
地域の活動とつながりを活性化させ、その魅力を日本中へ伝えて神山町を盛り上げるフードハブ・プロジェクト。スタッフの石田さんは「ぜひ一度遊びに来てください。神山の素材をふんだんに使ったごはんで歓迎しますよ」と話してくれました。自然と美味しい食材にあふれる神山町。ぜひ一度訪ねてみてください。
フードハブ・プロジェクトの皆さん
子どもたちの田植え体験
もっちり食感の贅沢よもぎパウンド「神山よもぎほたパウンド」
一口頬張れば口の中いっぱいに芳醇なよもぎの香りが広がる、もっちり食感がたまらないパウンドケーキです。
阿波晩茶の香ばしい風味「カミヤマメイト(阿波晩茶)」
自社農園の米粉と米ぬかを使った素朴な焼き菓子。阿波晩茶の香ばしい風味が加わりました。
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