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よつ葉ホームデリバリー

フッ素入り食品が初めて登場

いま魚の世界が大きく変わろうとしています。サーモンやエビなどで大規模な陸上養殖場がつぎつぎに作られているのです。陸上養殖が海上養殖に比べてもつ利点は、消費地に近いところに立地できることです。しかし、大量のエネルギーを消費するため、環境に優しいとはいえず、コストもかかります。そこで効率を上げるためにゲノム編集で成長が早い魚や異常に太る魚の開発が進められています。
 
日本ではNTTグループが、各地で大規模な陸上養殖場の建設を進めています。NTTとゲノム編集魚を開発しているリージョナルフィッシュ社が共同で立ち上げたNTTグリーン&フード社が、静岡県磐田市に大規模な陸上養殖施設を完成させ、昨年12月3日に竣工式を行い、今年度内にバナメイエビを養殖し出荷を開始します。年間生産力は110トン以上と大規模です。同社はまた、東日本大震災で被災した気仙沼市に、陸上養殖の施設を建設することを明らかにしました。NTTコミュニケーションズもまた、子会社NTTアクアを新たに設立し、沖縄の企業と提携して陸上養殖を全国展開する予定です。
 
しかし、ゲノム編集魚は安全性に大きな懸念があります。しかも食品表示の必要がなく、消費者は選ぶこともできません。陸上養殖の増加とともに、消費者が知らないうちに、安全性に問題がある異常な魚が増えつづけ、食卓に登場し、知らないうちに食べる危険性が強まっています。天然の魚や海上養殖の魚を食べて支えていきたいものです。