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よつ葉ホームデリバリー

2023年9月号(149号)-4

水無瀬店リニューアルオープン

 

まだまだ発展途上です

自然館水無瀬店 東條幸子

 

自然館の水無瀬店はよつ葉のお店5店舗のなかでも一番古くからあるお店で、阪急水無瀬駅前に構えて42年になります。この度、ご縁があって、駅の高架下に移転リニューアルオープンしました。この機会にぜひ一度、ご来店ください。

7月27日に自然館水無瀬店が移転リニューアルオープンしました。あれは3月中旬、現在の店舗(旧洋菓子「コトブキ」跡)にテナント募集の張り紙を見かけたのが始まりです。会社に報告後、早速問い合わせるとそこからあれよあれよという間に話が進み、4月下旬には移転が決定。私たちスタッフもビックリしましたが、「決まったからにはやるしかない!」と一念発起して店づくりが始まりました。よつ葉の商品企画の店舗担当や工務店の方と何度も打ち合わせ。細かいところを決めることが多く、大変でしたが、振り返れば貴重な経験になりました。

7月19日、旧店舗での最終営業日を迎えました。40年以上店を構えた場所ともお別れ。親子2代、3代と通ってくださるお客さまもたくさんいます。なかには「今日が最後なのね、この狭いお店も味わいがあって好きだったわ」としみじみされる方も。ありがたいですね。

そして7月20日から怒涛の日々が始まります(笑)。取引先の方やよつ葉のスタッフが手伝いに来てくれました。手づくりの陳列棚や木箱などを用意してくれました。みんなで一丸となってまるで運動部のようでした。そしてついにオープン! お祝いのお花が多く届き、とっても華やかになり、ガラガラ抽選会も大いに盛り上がりました。1等も出ましたよ~!

来店された常連のお客さまは「広くて明るくなってほんとに良かったね~、おめでとう」と喜んでくださいました。水無瀬店はまだまだ発展途上です。スタッフ一同、これからも皆さまに愛されるお店を目指します。今後とも末永く、よろしくお願いします。

 

 

 

 

人も自然の一部ということ①

生口島ごちそうの森 長光祥子

 

大阪出身、生口島でイノシシ猟をして、ペットフードの生産者としてカタログ『Life』で紹介していただいている長光祥子です。私の普段の活動を紹介させていただきます。文章では“かたく”感じてしまうかもしれません。とにかく一度遊びに来てください!

「生口島ごちそうの森」では日々猟師として山に入る私の気づきをシェアし、生活のなかに自然を取り込んで暮らす人を増やすということを目指しています。特に“食”を通じて自然とつながることができる場所です。3年前、よつ葉の畜産農場だった瀬戸田農場跡地でスタートさせました。

メインはイノシシを使った各種講座。解体講座は一頭や半頭を解体して、料理して食べます。本気の猟師向けには皮剥ぎからレクチャー、罠のやり方も教えています。もも肉1本をバラしてミンチづくりからするお料理教室、イノシシの脂を精製したものに色や香りを加えてリップクリームなどのコスメグッズなどをつくる講座も評判が良いです。食べるだけでなく獣害対策講座も行っています。

他には「大地の再生」という自然の手入れを学んだり、大地が喜ぶ火起こしを学び、コーヒーを焙煎しおやつをつくったり…。ただ私の料理を食べたいと来てくれることもあります。いずれにせよ山歩きからスタートするのが特徴です。30分ほど山を歩きながら、この土地の特徴、なぜここにこの草が生えているのか、ガタガタな道の方が環境に良いのはなぜか、嫌われ者であるイノシシの山での役割などをお話ししながら「目指す森づくりとは…。」を感じてもらっています。

ここでの体験を通じて、人も自然の一部ということ、本来の役割を思い出してほしいと思っています。そうすることで人も心地よくこの地球で暮らせるはず。楽しみながら、ともにつくりながら、この場所をもっと良くしていきたいと活動しています。

 

 

編集委員からの一言

 

「よつばつうしん」の編集後記を書くにあたり、「内容はやっぱり、本のこととかがいいんだろうか」と思い、自分が読んだ本を思い返してみると、この10年ほどは仕事上で読むように言われたものを除いて、何も読んでいないことに気が付いた。漫画ですらほとんど読んでいない。自分が一番本を読んだのは大学生の頃だ。しかも読んでいたのは推理小説とかホラー小説。当時大学までは片道1時間半かかったので、時間を有効活用しようと思うと本を読むしかなかった。特に読んでいたのは内田康夫、西村京太郎などテレビでもドラマ化されている作家の小説だった。

最初はドラマで見た内容を思い返しながら小説を読む感じだったが、段々慣れてくるとドラマ化されてない、もしくは私が観たことがないものも読むようになり、後からドラマが放送され「なるほど、あの場面はこんな感じになるのか」と違った楽しみ方もできるようになった。

それだけ読んでいたのも大学時代だけで、以降は全く読まなくなり、今に至っている。最近は文字が見えにくくなっていて、余計に読みものから離れている感じだが、せっかくなので、少しくらいは本を読む生活を始めてみようかな。

(よつば農産 尾早 剛)