2024年5月号(157号)-1
久しぶりの再会を喜ぶ声も
全国生産者交流会を開催しました!
3月23、24日に全国生産者交流会を久しぶりに開催しました。この間、新型コロナウイルスの影響もあり生産者交流会は5年ぶりになりますが、マルシェを開催したのは13年ぶりです。23日は基調講演として農業史研究者の藤原辰史さんと文化人類学者の松嶋健さんの対談講演会、今年から本格的に稼働を始めた新物流センターの見学会、生産者とよつ葉職員の懇親会、24日にはマルシェを行いました。1面には24日のマルシェの様子をまとめました。(2・3面にも特集記事)
❝出会える、つながる❞ よつ葉の交流会
関西よつ葉連絡会事務局 荒岩美也子
「1日限りのよつ葉マルシェSpecial」にたくさんのご来場ありがとうございました。そして会場を大いに盛りあげてくださった全国よりお集まりの生産者・出店者の皆さん、お手伝いいただいた会員ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。
来場者予想を3000人と打ち出したものの、実際どれだけ来場していただけるか当日まで分からないという不安は開始とともに一気に解消され、安堵感と喜びで「さぁ楽しもう!」とテンションマックスへ…。会場も次々と埋め尽くされ大賑わいとなりました♫
直接顔を合わせ、試食や販売を通して言葉を交わしながら、楽しんでいただくスタイルでの開催はなんと13年ぶり。みんなの薄~い記憶を思い起こしながら、よつ葉各所のスタッフが一緒になって準備できたこと、当日もよつ葉全ての現場から集まり、お付き合いのある全国の方々、会員さんやお友だち、すべての方が交流できる場を持てたことは私たちにとって大きな力となりました。
準備が不十分でご迷惑をおかけした点も多々ありましたが、大きな混乱もなく無事に開催できたことに本当に感謝です。大変だったけど「楽しかった~!」 この一言につきますね! 身体は2日間ほどガタがきてましたけど…(笑)。
ちょっと一息ついて今回のイベントをしっかり振り返り、〝出会える、つながる〟よつ葉のイベントをさらに楽しんでいただけるよう、次回にむけて楽しみながら(笑)、準備に取りかかります! また出会える日を楽しみに♫ 皆さん本当にありがとうございました。
タマタニさんのブース 右が中尾さん、左がタマタニの板垣さん
生産者よりーいしりの灯を絶やさないように
タカショク 中尾浩子
石川県輪島市でいしりをつくっているタマタニさんと一緒に、よつ葉マルシェで「能登のいしり」をご紹介させていただきました。「いしり」は能登の魚醤油で魚と塩を2~3年発酵させてつくります。私が愛してやまない万能調味料です。どんなお料理にもティスプーン半分くらい入れると味がしまり、お料理上手になった気持ちになるんですよ。
能登のいしりを少しでもたくさんの方に知ってほしいと思って参加しましたが、よつ葉のスタッフの方や愛用してくださっている会員さんたちが、私たちより熱心にご来場の方々に説明してくださり、思わずみんなで顔を見合わせ大爆笑。おかげさまでたくさんの方とお話もでき、楽しい時間を過ごしました。
元日の能登半島地震で、能登に11件あるいしり屋さんは工場や貯蔵してあったタンクなどに大きな被害を受けました。断水も長く続き、今年の仕込みができなかった生産者もあります。しかし、この春いしりは国のGI(地理的表示保護制度)にも認定されました。これを復興の旗印に、そしてマルシェで皆さまからいただいた温かい励ましの言葉を胸に、能登のいしりの灯を絶やさないように頑張っていきたいと思いを新たにした一日でした。
あっという間に時間が過ぎて
西京都産直会員 A・N
ある日、カタログのなかに即売会のチラシを見つけ、入場券を申し込んだところ、ボランティアのお話をいただきました。どうせ行くならお手伝いしてもいいけど、老眼でお金のやり取りに少し不安があったので、娘と一緒に参加させていただくことにしました。
当日はあいにくの曇り空でしたが、とてもたくさんのお客さまが来られていました。娘と一緒に同じブースで販売のお手伝いをしましたが、心配していたお金のやりとりは播磨海洋牧場の方がすべてしてくださったので、ただただ楽しくあっという間に時間が過ぎていきました。ボランティア終了のあとは、今度はお客として買いものもできましたし、娘と二人でとても充実した一日が過ごせたと実感しています。
また京都で即売会があったら買いものにはもちろん行きたいですし、お手伝いできることがありましたら(体が元気だったら)ボランティアにも参加したいと思っています。ありがとうございました。
子どもたちのお絵描きコーナー
みんなで拡げよう よつ葉の輪