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よつ葉ホームデリバリー

2024年6月号(158号)-1

2024年度「よつばの学校」
公開講座へのお誘い

 

食べものをはじめとした
暮らし方を見直す

 

 

 

 関西よつ葉連絡会では会員さんや職員を対象に生産者や料理家、研究者などをお招きして〝食と暮らし〟をテーマにお話しいただく「よつばの学校」という講座を開催しています。新型コロナウイルス蔓延の影響で開催できない時期もありましたが、安心できる食の大切さを発信してきた私たちにとっては、ワクチンなどに頼るのではなく、「きちんと『食べる』」ことの積み重ねが疫病に負けない身体をつくることになると再認識しました。当時の緊急事態とは生活の基幹を破壊するものでもありました。そのことからテーマを新たに「食べものをはじめとした暮らし方を見直す」としました。
また変動する社会情勢に対応して、「感染を恐れない暮らし方―ワクチンよりも大切なこと」や福島第一原発の処理汚染水放出、パレスチナの現在などの緊急講座も開催しました。こうして振り返ってみると改めて、時代が激動のなかにあることを再認識します。今号は第1回の「よつ葉のあかうしプロジェクト」の模様の報告です。本年度も時代の動きに敏速に対応しながら、会員の皆さんと共有していきますので、ぜひご参加ください。

 

 

 

 

講師より ー 「牛肉を生産する」という危うさ

 

 

能勢農場 寺本陽一郎

 

  

  これまでよつ葉の会員さんの前で、能勢農場の畜産への取り組みや畜産という生産現場が抱えている矛盾、歪みなどを伝える機会は何度かありました。しかし、今回の規模で会員さんにお話しするのは初めてで、よつ葉の生産現場という立場から私たちの取り組みや普段、自分たちが向き合っている生産への考え方を自分なりに整理する良い機会となりました。
 しかしこういう場でいつも感じることは、消費の側からは生産現場が見えにくくなっている、あるいは遠い存在になっているということです。例えば牛肉の加工現場などはスーパーなどでよく見かけることがありますが、その先の牛を育てている現場と消費者の接点はほとんどありません。
 しかし、畜産の現場にいると牛肉を生産しているというよりも生きものを飼っているという方がしっくりときます。この「牛肉を生産する」という表現にはどこか生きものとしての領域を超えてしまいそうな危うさを感じてなりません。実際にはBSE(注)などは正にそうだし、脂コテコテの霜降り牛肉を前に「健康に育てました」と言われても首を傾げてしまいます。でも生産現場が持つこうした違和感は消費の側にはなかなか伝わっていません。
 そういう意味でも今回のような生産・消費それぞれの立場同士の意見交換会は想いを伝える貴重な場となるし、よつ葉が安全・安心な食べものになぜこだわるのか、理解してもらう良い機会になったと思います。「ぜひ、こうした場を今後も開催してほしい」と感じた交流会でした。
 

 

試食の調理をした料理家の山本さん

 

 

 

参加者より ー 消費することでよつ葉に関わる

 

 

兵庫いきいきコープ組合員 K山

 

   

 ぼくは肉汁(にくじゅう)とは「熱で溶けた脂肪」のことだと思っていました。しかしサシなど、全く見えない見事な赤身のあかうしローストビーフからは噛むほどにうまい汁が出てくる。「咀嚼(そしゃく)という行為に報酬が伴うと、そこには快感が生じる」だとか、「獣肉を食う原始的な喜びが呼び起こされるかのよう…」、そんなおおげさな物言いがしたくなるくらいおいしかったです。
ただお肉を食べて帰ったのではなく、講座なので、その前にあかうしを育てている能勢農場の方からお話を聞かせていただきました。内容は日本と牛の大まかな歴史に始まり、最後はあかうしへとつながるとても奥行きを感じるものでした。そのお話によると、あかうしは肥育のための改良があまり進んでいないため穀物飼料を好まず、牧草や藁、バガスなどの比較的硬いものを食べる。また放牧地に生える下草を食むには口をよく動かすため、他の牛に比べて口の形が横に大きくなるとのこと。ものをよく噛んで育った牛を、人がよく噛んで食べるというこの構造がなにやら面白く感じられました。ぼくらは消費者ですので「消費することで、よつ葉さんの取り組みに関わっていくのだ」というふうに今度、親を言いくるめて、お話されていた茨木の焼肉屋『美食肉家(みーとはうす)能勢』に連れて行ってもらおうと思います。

 

 

講師の能勢農場の寺本さん

 

6月15日(土)
「醸造の要! こうじの力と、小池糀店の味噌づくり」唐沢 尚之さん(小池糀店)
                           〈応募終了しました〉
10月19日(土)
「タイトル未定(仮)」高橋徳治さん(高橋徳治商店)

 

詳細未定、「能勢地域に拡がるリジェネラティヴ農業(環境再生型農業)」
     「腸内微生物と土壌菌生物の話」など

 *「今週のお知らせ」「関西よつ葉連絡会」のHPなどで随時、
                       告知しますので、ご確認ください。

2024年度「よつばの学校」公開講座へのお誘い
食べものをはじめとした暮らし方を見直す