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よつ葉ホームデリバリー

2024年6月号(158号)-4

 

 

配達だけじゃないよつ葉の魅力

     

 

淀川産直 田野浩幸

 

淀川産直では、今年1年を通して各職員がイベントをひとつは企画するという取り組みをしています。
 
日々の配達だけでなく、会員さんやPB(よつ葉の自社生産工場)の職員と交流できるイベントを、一から企画立案・準備・運営することで、仕事の幅を広げられるようチャレンジしています。
 
現時点では毎年恒例の「みそづくり教室」に始まり、配送担当が大好きな「大北食品の焼きたてのうなぎを食べようツアー」、出来たての豆腐を食べてもらいたいという思いの詰まった「おぼろ豆腐試食会(オリジナルの豆腐料理つき!)」、楽器が趣味の職員による演奏つきの「絵本読み聞かせ」など、それぞれの魅力を存分に発揮できる企画ばかりです。
 
初めての試みでとまどい悩むこともありますが、頼りになる仲間に支えられ進めています。今後の予定として、旬の食材を使った料理教室や亀岡にできた新センターの見学会、流しそうめんなど、楽しい企画が続きます。配達だけじゃないよつ葉の魅力。どんどん伝えていきますよ‼

 

絵本読み聞かせ(左が演奏中の職員の笠井さん)

 

おぼろ豆腐試食会(手前から別院食品の竹田さんと東さん)

 

うなぎを焼く大北食品の玉理さん

 

農家になるぞ!

 

べじたぶるぱーく 植田絵美

 

 

 


 夫(植田歩)は2008年、私は2009年に能勢町に移住、「べじたぶるぱーく」という屋号で野菜の宅配事業をスタートしました。現在年間約60種類のお野菜を栽培し、加工品の製造にも取り組み、その他、栗やハーブも栽培しています。私たち夫婦はそれぞれ違う経緯で農家を志したので、まずはきっかけをお話させていただきます。

 

植田歩が農家を志した理由:家庭菜園がしたい!

 
 奈良県出身。大学を中退後、ヴィレッジヴァンガードという本屋に勤務。その頃、「ものを売る側よりもつくる側になりたい」と思うようになりました。その後、宅配便ドライバーとして勤務。とある本がきっかけで食べるものの大切さを認識し、家庭菜園がしたいと考えるようになりました。実際に能勢で農業研修を受け、自分でも作物をつくってみたところ、片手間で野菜をつくることの難しさを実感、農家になることを決意しました。
 

植田絵美が農家を志した理由:自然が大好き!

 
 大阪府茨木市出身。幼少期、自然のなかで遊ぶことが大好きでした。実家の周囲の自然がダムの開発や宅地開発で次々に壊されていくのを見て疑問に感じ、環境問題を学ぶために大学進学。教授が箕面の山奥で野菜の栽培をしており、農作業体験に行くのが大好きでした。中学生の時にうつ病になり、長く精神病を患っていたのですが、自然のなかにいると嫌なものがスーッと取れるような感覚がありました。環境問題を学び、有機農業の重要性を実感。頭でも心でも納得して取り組むことのできる職業として農家を志し、国内外でWWOOF制度(注)を利用してファームステイを経験後、能勢に移住しました。

 

注…有機農家であるホストと金銭のやり取りなしで、食事・宿泊をしながら知識・経験を交換し、価値観の多様性に触れるホームステイ制度

 

 

 

編集委員からの一言

 

 

  4歳の三女が自転車の練習を始めました。長女は真面目でコツコツ努力をするタイプで、できるまで諦めない気質で乗れるようになり、次女は負けん気と根性で乗れるようになりました。三女はなかなか頑張ることが苦手ですぐに開き直るタイプだったのですが、なぜか自転車の練習だけはものすごく一生懸命に頑張っています。
 

 僕らの時代はコマ付きの自転車から片輪を外したりして徐々に乗れるようにしていく感じでしたが、いきなりコマなしの自転車に乗せる方が早く乗れるようになるようです。次女なんかはそのやり方ですぐに乗れるようになったのですが、一度も自転車にまたがったことのない三女はそもそも漕ぐ動作ができないのでコマ付きで漕ぎ方の練習からスタートしました。
 
 やる気があり練習も頑張っているのでメキメキ上達していくさまが楽しくて本人よりもこっちのテンションが上がっています。久しぶりに一緒に練習して、子どもの吸収の速さやそのセンスにやる気が加わると「すごいなぁ」と感化されて自分も何か始めてみたいなと思いながらも、時間とお金のなさを言い訳に保留中です…。

 

(淀川産直 奥中宏之)