2026年7月号(183号)-4
50周年生産者交流会特別企画
よつ葉のクロニクルを製作中です

2015年能勢農場放牧開始
よつ葉の50周年生産者交流会、11月1日(日)のマルシェ会場に50年の活動を振り返るクロニクル展示の準備をしています。設立時から現在までの沿革を参考にしてつくっているのですが、公表するために撮った写真ではないので、タイトルが付いているわけではなく、ただのスナップ写真をこれはこれかな? という風にパズルのように当てはめながら、つくっています。
高度経済成長の時代で、私たちの健康を育む食品さえも工業的なものになり、さまざまな添加物や遺伝子組み換えなどの技術が開発されていきました。地域に根ざした農業などがないがしろにされていく変化の時代でした。そのなかで、よつ葉憲章に「私たちは食は自然の恵み・人も自然の一部という価値観に重きを置き、自然の関わりを大切にする、安心して暮らせる社会を求め、その実現にむけて行動します」とあるように、その考えを基に食が自然から切り離されつつある現代に対して、行動してきたことが分かります。
ぼくがよつ葉に勤めて20年ほどになりますが、クロニクルの制作にあたって、写真や過去の資料を調べていくと知らないことも多く、改めて社会の動きに対して柔軟に具体的な対応をしてきたのだと気持ちが引き締まります。18年ほど前に「“よつ葉らしさ”の根源を探る」というよつ葉の形成史を当時のメンバーに語ってもらう講座があり、その都度、議論をして活動してきたことが分かり、学ぶべきところが多く、50周年を機に改めて内部学習会を企画しています。ぜひ、当日のマルシェをたのしみにしておいてください。

50周年 その先へ
関西の方々との連帯が改めて大事な局面
祝島加工生産グループ 山戸 孝
関西よつ葉連絡会と祝島のご縁は2005年頃からになります。当時、山口県上関町で計画されていた上関原発建設のための海のボーリング調査を始めた中国電力に対し、祝島の漁業者は漁場を守るため海上での抗議活動などを行うと同時に、全国に向けて情報発信や、支援・応援のお願いをしていました。1982年に持ちあがった上関原発計画に当初から反対してきた祝島の島民は、全国各地の同じように原発などに反対する地元住民の方々とも交流があり、そのなかには芦浜原発に反対されていた方々もいました。交流のなかでは反対運動に関したことだけでなく、島に来られた芦浜の漁師さんから島の漁師が丸アジを釣るための仕掛けを教えてもらったこともあったそうです。そういったご縁のなかから、サヨリの一夜干しやびわ茶などの祝島の生産物を通して祝島を支援していただくという関西よつ葉連絡会とのつながりが始まったと記憶しています。
その上関原発計画は東日本大震災と福島原発事故によって中断し、再開の見込みはほぼない状況です。長年の原発問題にやっと終わりが見えてきたと多くの島民が感じていたのですが、今度は原発の代わりとして使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設計画が浮上してきました。まだ建設が決まったわけではなく、具体的な事業計画が中国電力から出されてから町民や議会のなかで議論を、という段階です。しかしながら、この計画には中国電力だけでなく関西電力も関わっているため、周辺自治体の住民や原発に賛成してきた住民のなかにも拒否感を持つ人は多く、「なぜ関西の核のゴミを上関に持ってくるのか」という反発も多いように感じています。とはいえ予断を許さない状況であることは変わりなく、関西よつ葉連絡会をはじめとした関西の方々との連帯が改めて大事な局面となってきたように感じています。
この原稿を書くにあたり過去の通信を改めて確認したところ、祝島の漁業者へのカンパのお願いをする2005年8月付の「ひこばえ通信」(本紙の前身)の原稿データが出てきました。20年以上にわたって祝島を応援し続けていただいていることへ、あらためて感謝いたします。また祝島ではこの20年の間に高齢化で漁業者やびわ農家も少なくなり、島の生産力も大きく減ってしまいました。しかし生産の場として海や山と関わりつづけることが島を守ることにつながっていくと考えていますので、関西よつ葉連絡会とはこれからも生産の場としてつながりを持ち続けていければと願っています。
編集委員からの一言
僕の子どもの頃と比べると気温がどんどん上がり、真夏になると自分の子どもを外で遊ばすのも躊躇するほどです。今年の夏もかなり暑くなるそうですが、僕は元々夏が大好きで暑さにはそれなりに耐性があります。僕の容姿を見れば誰が見ても「夏が好きそうだなぁ」と思うはずです。
そんな僕は、毎年夏になると家族に「お父さんの休日」と銘打って、友人といわゆる夏フェスに出掛けます。その日は朝から大好きな音楽を聞いて、大好きなビールを思う存分飲めるという最高の日です。
熱中症対策にビール一杯につき必ず水も一杯飲むように心がけていますが、暑さに慣れてない方や熱中症対策をしていない方など、想像以上に熱中症で倒れる方がたくさんいます。
最近では海外の方も多く、自分の国のアーティストをわざわざ日本に見に来る方が意外と多く、不思議な現象になっています。チケット代だけで日本の3~5倍するところもあるらしく、日本はアーティストのチケットが世界的にみてもかなり安いそうです。そして、僕は今年も万全の熱中症対策をして夏フェスに参加してきます。
(淀川産直 奥中宏之)
