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よつ葉ホームデリバリー

2026年8月号(184号)-4

 

 

 

50周年生産者交流会特別企画

 

よつ葉の50周年記念

 

Tシャツのデザインが決まりました!

 

 

 

◆デザイナー’s コメント

コンセプトは牛、豆腐、コロッケ、うなぎ、ウィンナー、パン、米、野菜…よつ葉ホームデリバリーPB工場の商品やカタログでおなじみの商品、そしてそれらをお届けするトラックと私たちのトレードマークであるよつ葉のクローバーを描きました。まるい地球(自然)のなかで、つながりを大切にしながら活動するよつ葉をイメージしています。絵を囲む文字は「きちんと食べる・きちんと暮らす」のイタリア語版です。よつ葉で取り組んでいることをギュッと詰め込みました。
 
あれもこれもと頭に浮かんだすべては描ききれなかったけれど、それだけたくさんのつながりに支えられて今があるのだなぁと改めて感じました。11月1日(日)のマルシェでは、よつ葉スタッフはこのTシャツを着用して皆さまをお待ちしております。ぜひ遊びに来てくださいね。

(ひこばえ 松尾章子)


 

 

50周年 その先へ

 

普遍的な価値をずっと求めつづけたい

 

おきたま興農舎  小林和香子

 

 

よつ葉の皆さま、50周年本当におめでとうございます。半世紀にわたる歩みを始められ、つないでこられたことに心からの敬意と、一生産者として、そこに関わらせていただいていることを大変うれしく思っています。よつ葉と興農舎との最初の出会いは、90年代、東京晴海のイベント会場、DEVANDAに出展したときの名刺交換だったそうです。その後とある日曜日に、津田さんと深谷さんが置賜(おきたま)に突然来られました。留守にしていた父が、後に報告を受けて悔しそうに、うれしそうに話していたことを思い出します。当時は、念願の乾燥調整精米の自己完結設備を整えた頃で、価値観を共有できるところに自分たちが納得して育てた農作物を届けることをポリシーにしていた父にとって、よつ葉さんとのつながりがどれほど心強いものだったか分かりません。よつ葉さんに出掛けていくときも、来ていただくときも、本当に楽しみにしていたことが思い出されます。
 
私にとってのよつ葉さんは、現地に足を運んでくださる歴代の担当者、農業体験に来てくれた職員さんたち(体験を越えて(笑)手伝ってもらいました)。出会ったばかりにもかかわらず、さまざまなことを深く語り合えたことは、私の貴重な財産です。また、昨年の米騒動、お米が早々に売り切れてしまったときには、現場を知ろうと田植えの手伝いに駆けつけてくれた職員の方たちの姿勢には頭が下がり、それに応えうる生産者でありたいと強く思いました。また、手書きのメッセージを寄せてくれたり、マルシェのときに暖かい声をかけてくださる会員の方々。農作物を通して、私たちの声が届いたと実感できる、本当に嬉しい瞬間でもあります。そして、その言葉にいつも背中を押してもらってきました。
 
今年の6月は田んぼの雑草、ヒエの勢いがすさまじく、私は毎日除草機を押すことになりました。踏みしめる足の裏から田んぼ歴、有機歴の違いを感じるようで、有機を続けることの価値を改めて感じているところです。“歩くほどに根に酸素が届いてうまくなる”と父から言われたことを思い出し、ここで負けなかったら良いお米になると信じて田んぼに通う日々です。
 
歩みを続けてきたからこそ豊かな土壌が足元に広がっている。よつ葉さんもきっと同じですね。いつも私たちのその歩みを支えていただいていることに感謝しかありません。より社会が混迷を深め、望まない方向に進んでいることに心穏やかではいられなくなりますが、暮らす場所は違えども、諦めずに、ぶれずに時代が変わっても変わるべきではない、普遍的な価値をずっと求めつづけたい、ともに歩みつづけたいと思っています。

 

 

 

編集委員からの一言

 

 

 

 各地で起こっている戦争のニュースを見るたび、「日本でもこういったことが起きてしまうのではないか?」という不安に駆られてしまいます。今年の4月には武器輸出の制限が緩和され、潜水艦、ミサイルなどの直接戦闘で使われる武器が輸出可能になりました。
 
京都では祝園(ほうその)に弾薬庫があり、その増設が進められています。これは京都だけではなく全国的に計画されていることです。この兵器の製造にかかっている資金には私たちの税金も含まれます。仮に憲法9条が改正となった場合、防衛費がますます上がっていき、私たちの暮らしに関わる社会保障によりしわ寄せがくる可能性もあります。
 
そして、食料に関しても、集団的自衛権の行使で、他国の戦争に巻き込まれて海峡が封鎖されてしまった場合、自給率が40%にも満たない日本に食料が確保できるのか…。何かと被害を受けるのはいつも私たち。憲法9条改正の草案を見ると、防衛力の拡大=私たちの暮らしの安心となっているとは思えません。物事に永久なものは存在しないと思いますが、こと平和に関してはそうであって欲しいと切に願っています。
 

(ひこばえ 辻田浩司)